【ZUN絵風講座】獣王園っぽい描き方編【第6.5回】

ZUN Style Art

改めましてこんぶです。
遂に例大祭で獣王園の体験版が発売されましたね。
皆さんはプレイできましたでしょうか?

さて今回は風神録風……を書く予定でしたが、せっかく例大祭直後の更新なので、取り急ぎ獣王園風の記事を書くことにしました。

まだ5キャラしか発表されていませんので『第6.5回』と小数点でお届け致します。

製品版が出次第、整数として記事を差し替えたいと思います。(新たな発見があればその際追記致します。)

余談ですが、紅魔郷などの各初期作品ではガラッと線画の描き方自体が違うことが多かったのですが……
輝針城以降、特に鬼形獣以降はかなり顔立ちや頭身が安定しているので、線画だけで各作品の雰囲気を出すのは難しいと感じています。

その為、今回は特に塗り方について細かく見ていき、描き分けの差別化をしたいと思います。

それでは準備は宜しいでしょうか。
○○○○△△△△△でも食べながらまったりお読み下さい。(ネタバレ防止)

こんぶ
こんぶ

前置きは第三回「紅魔郷風」の前書きをご参照下さい。

⓪頭身を確認する


画像の通り、恐らく5頭身強くらいです。
というのも膝より下の情報が全くない為、直近の作品から予想しました。

頭身が確認できたら、さっそく細かい内容を次の項目で見ていきましょう。

①ラフ画を描く

頭身が確認できたらラフ画を描いていきます。

今回は「紺珠伝ポーズ」で描くことにしました。
というのも獣王園の体験版キャラのポーズは霊夢・魔理沙・青蘭と3/5人が「首を捻って後ろを見るような体勢」をとっているので、似たような構図の作品をチョイスしたのが主な理由です。

いずれにしても全員かなり動きのあるポーズをとっているので、ラフを描く上では人体の構造をしっかりと把握し、まずはアタリを描くようにしましょう。

②線画を清書する

※各画像クリックで拡大します。

続いては線画です。
最近のZUN絵は線画が割と太い為、サイズの大きなペンで描いていきましょう。

私は2000×2000のキャンパスに対してGペンの5mmで描いています。6mmくらいでもいいかもしれませんね。

ちなみに紅魔郷などの初期風では塗る際に水彩ペンなどを使用していましたが、直近の作風では私は基本的には塗りも含めてGペンしか使いません。

さて、とりあえず特徴に触れていきます。

頭身や線画の特徴、塗り方など鬼形獣以降はほとんど多く変化はないです。
その中で線画における獣王園風の特徴を考察した結果、以下の点が挙げられました。
(上記の特徴のうち、4つを特に掘り下げた内容になります)

★顔が鬼/虹に比べて少し縦に潰れている
ほんの気持ち程度の話ですが、横長になったと感じました。これにより少し幼さが出た様な気がします。

 

★まつ毛が多い
鬼/虹は目頭と目尻に各1本ずつまつ毛が描かれる事が多かったのですが、今のところ獣王園では全員まつ毛が各2本ずつくらい描かれています。

 

★口が大きい
鬼→虹→獣と少しずつ口が大きくなり、表情がより顔に強く出る様になりました。

 

★二重がくっきりしている
鬼形獣では二重を描く際、線画では描かずに塗る際に影と同じ色で描いたりしていましたが、これに対して虹龍洞以降では線画として描かれる様になりました。

なお獣王園は虹龍洞に比べてかなり濃く描かれています。
(イメージ的には虹:不透明度50%くらいに対して獣:100%)

③色を塗る

(1)ベタ塗り


虹龍洞と同じく肌の血色がかなり良いです。

服の色味については正直さまざまな色味を使っているのでキャラの服のイメージに合わせて選んで良いかと思いますが……今のところ霊夢以外の服は原色より少し低明度(いわゆる暗め)な印象を受けました。

(2)肌の影

塗るエリアは基本的に紅魔郷からあまり変わっておりません。首回りや顔の輪郭、服の境界線などを塗っていきます。

獣王園の特徴としては上記画像にも描かれている通り、下唇の下にも影が塗られていることです。これは鬼形獣〜でも散見されていましたが、今回はほぼ全員しっかり塗られています。

さて鬼形獣からの大きな特徴として、服なども含めてアニメ塗りに近いものになっています。

ちなみにこの塗り方、薄い色→濃い色と塗り分けているわけではないと思います。
というのも良く拡大してみると影と影が重なる部分が濃くなっています。

これは恐らく、『ブラシの不透明度を設定したペン』を用いて塗られています。重なったところが濃くなる仕様です。

ペンの設定がよくわからないって人は、濃い色をレイヤーの不透明度などで調整して何枚か重ねてもいいかもしれません。

こんぶ
こんぶ

何言ってるか分からないと思うので、下の画像をご参照下さい

(3)目の塗り方

続いては目を塗っていきましょう。
黒目部分が多く、三日月状に各キャラの目の色が反映されています。


塗り方は鬼形獣以降、特に大きな変化はありません。紺珠伝の霊夢や、天空璋の一部キャラでも見受けられますね。

余談ですが、今回ラボのためにこのように線画と分けて塗っていますが、線画の段階で黒目部分は塗り潰してもいいと思います。
この黒目部分の塗り方はこんな感じです。

(4)髪の塗り方


髪の毛ですが、毎度の事ながら霊夢は髪が真っ黒のため、特殊な塗り方をされるケースが多々あり、今回も「影を塗らない」というイレギュラー要因なのであまり参考になりません。

さて髪の塗り方については、影の部分は鬼〜と変化がありません。
先ほど話題に出した「不透明度を調整したブラシ」で塗っていくか、濃い色を薄めつつ少しずつ重ねていくかで塗っていきましょう。

「獣王園風」特有のポイントとして細いハイライトが挙げられます。
冒頭にも触れた通り、直近風の作風を描き分ける時はこういった細かな違いを積み重ねていくことを意識しましょう。

(5)服の塗り方

ここまでくればもう少しです。
肌と同じく、塗るエリアはこれまでの作品と似た様に、腰回りや肩周りを中心に塗っています。

影の塗り方としては、先ほどから何度も触れている”不透明度を云々…”です。

なおナズーリンのみかなり特殊な塗り方をしているので今回は触れません。

こんぶ
こんぶ

おそらく永夜抄の服のモヤモヤと同じくPhotoshopの雲模様のフィルターを重ねています。

④線画を調整する

直近の画風では特に画質を落としたりする必要も無いので、必要なのは「線画の色を変える」という工程のみになるのですが……今のところ体験版キャラで線画の色を変えてあるキャラは特にいないので今回は何もしません。

もしも線画の色を変えるとすると、髪の色だけです。

基本的に鬼形獣以降では線画は黒で普通に描かれていますが、髪のみ線画の色=髪の色と同化させるケースがあります。
妖夢や咲夜といった髪の色が薄いキャラでよく行われていますね。
(例外的に八千慧・磨弓・袿姫は服も含めて線画の色が元々黒ではありません)

今後もしかしたらまた使われる手法かもしれませんので、描きたいキャラに応じて試してみてもいいかもしれません。

⑤最後に

いかがでしたでしょうか?

今回の記事は、体験版をやっていたら描きたい欲が出てきてしまい急遽執筆した記事となります。
その為、言いたい事が纏まりきっておらず、見辛い記事になってしまったかもしれません。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
皆さんも夏コミまでの間、獣王園への参戦キャラを予想して描いてみてください。

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また次回でお会いしましょう。

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